落差25mの2段瀑である ”竜門の滝”。
綺麗な滝であったが、滝壺の水が汚いのが残念であった。
奈良県吉野郡吉野町
登山口:竜門岳への登山口にはちゃんとした駐車場もトイレも無い様である。
”竜門の滝”からも小型車なら走れそうな林道が続く。
気温は18℃であるが風がまったく無く、湿度が高く蒸し暑い。
沢沿いの登山道は沢音を聞きながら気分良く歩けた。
28分歩くと林道は終点となる。 どこの林道でも終点部には
駐車スペースがあるものだが、ここは行き成り登山道に変わり、
Uターンエリアすらなかった。 車で上り詰めなくて良かった。
47分で沢沿いの道から左手の尾根筋に入っていく。 気分良く歩けたのは沢沿いの道までで、尾根筋に入るとヤブ道となり、時にはササを掻き分けながらの歩きとなる。
周辺には花が多く、それだけが救いだった。
『日本三百名山』 誰がこんな山を ”日本三百名山”に選んだのか? 地方から来る人が気の毒だ!
標高差:613m
林道の舗装終了部分に駐車スペースがあったので、
ここに車を停めて車中泊とし、翌朝の6時丁度に出発する。
林道は未舗装ながら車が充分走れる広さがある。
所々に1〜2台停められる空きスペースがあるが、
離合スペースの様なので車を停めない方が良いかも。
林道途中にあった寺跡の説明文。どうせ何も見るべきものは無い
と思うので見には行かなかったが、久米仙人が修行したと言う文面は
気になる。 クリックすれば読める範囲に拡大します。
1時間23分を要して ”竜門岳”(904m)山頂に着く。
山頂からは展望が利かず、お宮があるだけ。
一応、お参りの真似だけしておく。
先週の土曜日は山に行けなかったが、信じられない程見通しの
良い天気だった。 今日は逆に信じならない程見通しの利かない
天気であり、肉眼でも近くの山は霞んでいた。
腐った山(?)なのに山頂には個人作成の標識が沢山置いてあった。
その内のこれは浮き彫りで作られており非常に立派な物だった。
左下の字は鮎と思いきや、黒へんに占だった。 辞書を引いても出て
こない。 早速、先輩からメールが入ってきた。 三角点の古字で”三角點 ”
らしいです。 上の”一等三角點 ”には目が行っていなかった。
雑感
関西百名山にも入って居ない山なのに、日本三百名山に入っている ”竜門岳”は、怪しいなぁ!とは思ったが、結果は想像以上につまらないヤブ山だった。 取得としては沢沿いの道が雰囲気良いこと、花が多いこと位だった。 今日会ったハイカーは一人のみ、
みんなつまらない山と知っているのか。
ここに来るハイカーは自分の様に ”日本三百名山”に吊られて来る人だけかも知れない。
2006年度の紀伊半島の山歩き
竜門岳 → 高見山 → 三峰山
前日の移動
南アルプス行きを予定するが天気が思わしくなくなり、急遽、奈良県の日本三百名山を歩くことに変更した。
奈良県も日曜日(10/01)は雨予報なので1日しか取れず、前夜出発の前泊とし3山を登ることにする。
山口集落からは山口神社の裏側から林道へ向うのであるが、道が細く入組んでいるので判りづらい。
林道は舗装された立派な道であるが、途中から未舗装の道に変る。どんどん進むが駐車スペースが無さそうなので舗装された所まで戻り、3〜4台分しかない小さなスペースに停めて車中泊とする。
林道を15分歩くと ”竜門の滝”に着く。
滝口には林道から少し下りる必要があるが行ってみる。
山頂まではほとんど展望の利かない道であったが、山頂も展望はまったく無し。 ”三津峠”側に少し進むと展望が得られる地点があるらしい
が、今日の天気では行ってもしょうがないので行くのを止めておく。
展望は霞み、見るべきものも何もないので花の写真でも撮っておく。
色違いのツリブネソウ。 黄花もあるらしい。
カメムシにレース編みにされた左の花の葉っぱ。ここまで食べられると葉脈見本になってしまう。
”ミカエリソウ”。
御存知の ”アザミ”。
”津風呂湖”はフナ釣りで有名なことは釣り雑誌で何度も見ている。
今も釣り桟橋、釣り船を生業としている店が多い。魚釣りは大好きで
あるが、生臭いフナ釣りだけはやりたいと思ったことが無い。
「フナ釣りに始まりフナ釣りに終わる」のことわざとは無縁である。
”竜門岳”から ”津風呂湖”が見えるものと期待したが、まったく
見えなかった。 ならばと、下山後に車で行ってみることにした。
津風呂湖見学
下り時間:1時間12分
登り時間:1時間23分
駐車場 |
竜門の滝 |
林道終点 |
尾根取付 |
竜門岳 |
5:57 |
6:12 |
6:25 |
6:44 |
7:22 |
りゅうもんだけ
2024年7月7日改定